INTERVIEW

成果につなげることが難しい開発。だから、成果がでたときの喜びは大きい。

商品開発部2015年入社 森

笑顔の社員

入社のきっかけは「医薬品」。

就職活動をしていたとき、「医薬品」を一つのキーワードに企業を訪問していました。その中で、医薬品の包装容器をつくっている関西チューブと縁があり、約4年、商品開発に携わらせてもらっています。私の仕事は、営業が取引先やエンドユーザーからニーズを情報収集して、製品で改良したいポイントを伝えてもらうことから始まります。改良の内容は主に「素材」と「形状」の開発です。「形状」の例でいくと、化粧品のクリームなどがチューブの中に残っているから、ハサミを切って使い切る。そんな光景を見たことはないでしょうか?決して安くはない商品なので「ちょっとでも使い切りたい」というお客様が多いのが現実です。だから「いかに絞りやすい形状をつくるか」を考えたりします。
「素材」に関しては、スポーツでよく使われる消炎鎮痛剤がひとつの例となります。チューブにいれても腐食したり、有効成分が容器にくっついてしまわない、かつ使用しやすい素材を開発するため、実験・検証を重ねたりしています。

迷ったとき、相談できる仲間がいる。

これらの開発業務を担当しているの私含む課の4名。ですが、提案の際にはいろいろなスタッフの協力が必要になってきます。
最初にお伝えした、まず営業がお客様から課題をもらうことから開発はスタートしますし、いざ開発できそうという段階になると、それを製造するための機械に関する知識が必要となります。そんな時は、生産技術課のスタッフにアドバイスをもらいながら、チームで実現に近づけていくフローで開発を進めています。課の先輩はもちろん、別の部署の方でもみんな人柄がすごく良い人たちばかりなので、相談しにくいなんてことはありません。もちろん「先輩の仕事を見ながら覚えよう」という要素は、どの会社でも求められることだと思いますが、決して放置されることがない。
進捗の報告やコスト面の相談など、多角的にアドバイスを頂けるので、すごく開発に取り組みやすい環境だと感じています。

真剣な表情で仕事をしている様子

失敗の先にある成功をつかむ。

唯一、大変だなと感じることがあるとすれば、開発が必ずしも成果につながらないということです。1~2年かけて開発をするというケースは多くありますし、結果「できない」とわかることもあります。
でも、だからこそ、開発を終えてドラッグストアなどの店頭に並んだ姿を目にした時には、「やりきったぁ~!」という感覚が味わえます。加えて、特許申請も私は担当しているので、認可がおりた時も目に見える結果となるので最高ですね。実は、申請中のものを含めると35件、関西チューブでは特許となる可能性がある技術があります。
私自身、無理難題であろうと「とりあえず開発をしてみる」という姿勢を大切にしています。その時が結果につながらなくても、進歩は必ずしている。そう信じているからです。失敗があるから成功につながる。その未来を信じて、毎日ひとつひとつの実験や作業に取り組んでいます。

MESSAGE /後輩へのメッセージ

もし、私たちの会社に興味をもってもらえるのなら、ぜひ一緒にいいチューブをつくっていきましょう。チューブは、これからもなくならない製品だと思います。流行や景気に関係なく、需要が安定していて、改良がもとめられるモノだと思いますので、意義も感じながら仕事に携われると思います。そして余談ですが、遊んだりもしましょう。バスケットをしたり、飲みにいったりもぜひ!
楽しみにしています。